たった1か月、されど1か月・・・

投稿日時:2019/02/03(日) 14:19

私は英会話講師をはじめてから15年たちますが、
15年たった今でさえ、新しい発見がある毎日です。


そして、これは私にとって目からうろこの残念な発見でした。


実はある中学生の生徒が、学校の文法に難しさを感じ始め、
英会話クラスから文法クラスへ移ったのが12月のおわり。
彼女は苦手になってしまった文法を理解すべく、
レッスンでは講師の話に集中し、
家庭では一生懸命復習をくりかえしていました。
部活も忙しい生活の中で、レッスン内容の変更は大きな変化です。
彼女はきっと、新しいレッスンに慣れようと努力し、
新しい生活サイクルを作ろうと必死になっていたと思います。


その甲斐あって、新しいクラスにはすんなりと慣れ、
前よりも文法がわかる感覚ができてきた彼女は、
以前よりも楽しそうでした。


ところが、先週のレッスンで、大きな変化に気づきました。
実はその日は、もうひとりのクラスメイトが欠席していたため、
私も彼女の行いに集中していました。
そして、いつものとおり私の後にリピートしたり問題集に取り組んだり
していましたが、ふと彼女の読む英語を聞いていて気づきました。
「あれ?リズムが違う・・・発音もおかしい・・・」
そう、私の後にリピートするときの彼女の英語は問題なかったのですが、
自ら英文を読むときの彼女の英語は、完全に日本語のリズムになっていました。
そして、よくよく聞いてみると、発音もカタカナ英語寄りの発音に!


私はびっくりして、言いました。
「どうしたの?日本語のリズムになっているよ。
 英語はマーチじゃなくてワルツだったよね?」
そこで彼女もはっと気づいたようでした。
そして、急いで英語らしい英語を使うように。
しかし、しばらくすると、すぐに日本語寄りの英語になってしまいます。
その日は 日本語寄りになってしまった英語を
もう一度英語寄りに戻す作業を繰り返しました。


結果的に言えば、
一度身に着いていたリズムと発音を取り戻すのはそれほど苦労せず、
その日のレッスンが終わるころにはもとに戻っていたのですが、
それにしても、たった1か月でこんなにも変わってしまうという事実に
愕然としました。


話を聞いてみると、ここ一か月は家でCDを聞かず、
問題集を一生懸命復習していたようでした。
よって、英語らしい英語を聞いていたのは、
EHに来た時だけだったようです。
彼女は中学1年生の時からEHに通い始め
ここまで約2年間、英語のリズムと発音を学習し積み上げてきました。
それがたったの1か月で崩れはじめてしまったのです。
これは私のミスだと猛烈に反省。
もしこのタイミングでクラスメイトのお休みがなければ、
もしかしたらもっと長い間崩れ続けて、
修復がたいへんなことになっていたかもしれません。
たった1か月でも、リズムと発音は崩れることがあるのだから、
クラス替えをした時にはしっかりと見ていなければならないのだ、
ということを、痛感しました。


こういう貴重な経験は、
今後のレッスンにしっかり活かしていこうと思います。
毎日勉強です。