中学生におすすめの日ごろの勉強法 2<リスニング強化編>

投稿日時:2018/05/24(木) 11:08

読み書きは得意でも、聞き取れない、という中学生には、
日ごろ、リスニングのトレーニングをする必要があります。
何かしらリスニングを強化するための教材を買うという方法もありますが、
どうせならそのトレーニングが直接学校の定期試験対策になる方がお得です。


というわけで、用意するものは、
学校で使っている教科書とそれに準拠したCD。
準拠したCDは市販されています。


まずは、教科書の本文を音読します。
この時、自分の発音はそれほど気にしなくても大丈夫です。
わからない単語や文があれば、前に説明した翻訳ノートで確認します。


翻訳ノートについての詳細は、こちら。←


本文の内容をきちんと理解した時点で、
リスニングの強化トレーニングに入ります。


① CDを一文ずつ聞き、もごもごとリピートします。
ここで言うリピートとは、CDの後に続いて自分でも言ってみることです。
この時点でも、まだはっきりとリピートしなくても大丈夫です。
リピートは一文ずつ行ってください。(一時停止ボタンが大活躍ですね。)
一文が長い時は、カンマのところで区切っても大丈夫です。
全部聞き取れても聞き取れなくても、教科書の英文で一文ずつ確認します。
つまり、
      CDを流す
       ↓
    もごもごリピートする
       ↓
   教科書で英文を確認する

という作業を、一文ずつ行います。


② ①の作業が全文終わったら、
今度はCDを一文ずつ聞き、はっきりとリピートします。
はっきりと言えなかったときは、
教科書で文字を確認しながら、なるべくCDの音声そっくりにリピートします。
単語がつながって聞こえるときは、その通りにリピートしてください。
ものまね大会に出るつもりで、CDの音声をまねることがコツです。
この作業は数回繰り返す必要があるかもしれません。
できるようになったら、次にステップへ。


③ 次に教科書を閉じて、その話や情景を頭に浮かべながら、
一文ずつはっきりとリピートします。


これを、日ごろから行うことで、
リスニング力は大幅に強化されることでしょう。


なお、リスニング力は一夜漬けではできませんので、
定期試験の前日に大慌てでがんばっても、あまり意味はありません。
日ごろからのトレーニングが本当に大切です。
しかし、定期試験対策として特化して行いたいときは、
試験の1週間前から毎日この作業をおこなってください。
一日も休まず毎日行うことが大切です。
そうすることによって、一時的ではありますが、英語耳が育ちます。
あくまでも一時的なことなので、
そのどうしても乗り切らなければいけない試験が終わったら、
日ごろからトレーニングするように学習方法を改善してくださいね。


次は、長文読解についてお話します。

→ 中学生におすすめの日ごろの勉強法 3<3長文読解編、ほか>
 

2020年8月

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